貝塚市で防犯カメラ施工しているサンラインです。
自分で屋外に防犯カメラを取り付けたい方のために、まずは画素数やカメラの性能はおいといて、どういう工事をしないとダメなのか説明します。
「配線工事は必要ありません」
よく防犯カメラで検索すると見る言葉ですが、これ本当ですか?
実は配線工事は必要です。あえて必要ないのを言うなら、乾電池式の無線カメラくらいです。
防犯カメラの違いと配線の種類
大きく分けて、防犯カメラは4種類です。
①wifiカメラ
無線式のカメラの事ですが、このタイプのカメラは電源が必要です。
なので「配線いらないから簡単でいいわ」と思って購入すると、取り付けの時に困ってしまいます。
家の中なら沢山コンセントがあるので何とかできますが、屋外にはコンセントが少ないの困ります。
自分で工事する場合近くのコンセントから延長コードを配線します。
屋外なら防水対策も必要なので、防雨型のBOXを取付けて、その中で接続します。
美観にこだわるなら電気屋さんに頼んで防雨型のBOXまで頼んでもいいかもしれません。
②IPカメラ
ネットワークカメラの事ですが、このタイプのカメラはLANケーブルを配線します。
配線は1本で済むPoE対応のカメラがいいと思います。
PoEとはLANケーブルで電気もおくれる仕組みです。
あとはレコーダー本体からLANポートで分けるのか、HUBというLANケーブルの分配で分けるのかの違いになります。
③AHDやHD-SDIカメラの1線式(ワンケーブル)
このタイプは同軸ケーブル1本です。同軸ケーブルとはテレビの配線で使っているものです。
距離が長ければ5c-FBなどの太い線を使用しますが、家庭用なら細くて値段の安い3c-2vで十分だと思います。
ですがこのカメラは電源ユニットが別に必要になります。
カメラ➡電源ユニット➡レコーダー➡モニター
この順番になるので配線は各カメラに同軸1本ですが本体周りに電源ユニットが増えます。
電源ユニットは値段が高額なので、家庭用向きではないように思います。
④AHDやHD-SDIカメラの2線式
このタイプは電源線と同軸ケーブルの2本必要です。
通販で買う場合は2本一緒になったケーブルがついてる場合も多いです。
電源ユニットがいらないですが本体周りにある、コンセントから各カメラに電源を送らないとダメです。
上の写真の黄色のコネクターがついてる線は同軸ケーブルなのでカメラと本体を接続します。
赤のコネクターがついてる線の片側はカメラの専用アダプターと接続します。もう片方はカメラに接続します。
このタイプが1番多くて値段も安く現実的に家庭向きです。
まとめると
wifiカメラは電源線が1本必要です。
IPカメラはLANケーブルが1本必要です。
1線式は同軸ケーブル1本必要です。
2線式は同軸ケーブルと電源線の2本必要です。
参考に当社サンラインが配管して配線した画像です。
配管は出来ればしてください。メリットは窃盗犯に切断させない。ケーブルの劣化をおさえる。見栄えが綺麗。オススメします。
何か困った事があればメールでも気軽に連絡下さい。
次回は「配線方法と配線ルートの考えかた」